地獄くらやみ花もなき・肆のネタバレ・感想!地獄の王座争いの行方

小説
https://www.kadokawa.co.jp/

あなたは妖怪が好きですが?ミステリは好きですか?

どちらか1つでも好き、興味があるという方にこの本をオススメします!

地獄に妖怪、探偵と助手が綺麗に混ざりあっている「地獄くらやみ花もなき」をご紹介したいと思います。(^-^)

地獄代行業、そのルールは先に百人の罪人の罪を暴き、地獄に堕とした者に魔界の王たる資格を与える、というもの。

魔王の資格を争うのは2人の現魔王の息子、西條皓と凛堂棘。

閻魔大王の提案で地獄代行業を営む半人半妖の西條皓と、罪を犯した人間が化け物に見える瞳を持つニートの遠野青児。二人が出会ったことで物語が始まります。

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作品紹介

  • 作品名 地獄くらやみ花もなき肆 百鬼疾る夜行列車
  • 著者  路生よる
  • 発行元 KADOKAWA
  • 発行日 2020.1.23 (角川文庫:268ページ)

「地獄くらやみ花もなき」登場人物紹介

  • 西條皓(さいじょう しろし) 地獄代行業を営み王の座を 凛堂棘 と争う。父親は魔王の1人、山本五郎左衛門
  • 遠野青児(とおの せいじ) 西條皓の助手。から助手もどき→居候→ペットと格下げ中。
  • 紅子(べにこ)  西條皓を様々な面でサポートしている。正体は金魚。
  • 小野篁(おの たかむら)  冥府の重鎮。閻魔庁に勤める。西條皓と凛堂棘の勝負の審判役を務めることが多い。神出鬼没。
  • 凛堂棘(りんどう おどろ) 地獄代行業を営む。通称「死を呼ぶ探偵西條皓 と魔王の座を争う。 父親は魔王の1人、神野悪五郎。
  • 凛堂荊(りんどう いばら) 棘の双子の兄。父親の後継者争いで死んだと思われていたが、実は生きていた。
Twitter引用

 ⇧凛堂棘    ⇧紅子  ⇧西條皓  ⇧遠野青児    ⇧小野篁

「地獄くらやみ花もなき」前回までのあらすじ

皓と青児は 現世において罪を逃れた罪人たちを地獄に堕とすことで、 凛堂棘と勝負を続けていました。 しかし死んだはずのの双子の兄凛堂荊が実は生きていてその勝負に乱入。実の弟である棘を銃で撃ってしまうのです!

その後、 首謀者は双子の父である神野悪五郎だったことが判明します。悪五郎の13人の子どもたちによる後継者争いの中、荊は死んだことになっていたのですが、実は悪五郎の手足となり暗躍していたのです。つまり他の12人の兄弟はその下地となるためだけに殺し合いを命じられていた可能性が浮上してきました。

さらに皓たちにとって、最悪な報告が地獄から届きます。その内容は2人の魔王、山本五郎座衛門と神野悪五郎が身罷られたというもの。魔王の座を掛けた戦いの行方はどうなるでしょうか?

また兄の死を悼み、殺し合いに敗れた兄弟の命を背負ってきた棘は生きているのでしょうか?  

戦いの舞台は夜行列車へと移されます!

「地獄くらやみ花もなき・肆」ネタバレ

① 人質は2人の魔王!寝台列車の決闘

前作から少しだけ時間が進み、事態は怒涛の勢いで動き始めます!それは…

第1に、魔王の死体が腐らない!つまり魂だけが抜き取られているということが判明。

第2に、魔王の魂は凛堂荊の手にあり、人質にされてしまっているということ。

題3に、皓たちを裏切った人物。それは何と、小野篁だった!

小野篁より荊からの要求が告げられ、2枚の乗車券が渡されます。告げられた内容は「正式な決闘の申し込み」でした。ルールは同伴者は1人のみ、終着駅に着くまでは相手に対して直接危害を加えないこと。違反すれば敗北というものです。

さらに皓が勝てば、神野悪五郎たちの敗北と山本五郎座衛門の魂を開放。皓を魔王として認め負ければ魔王2人の魂は消滅、荊が魔王の座に就く、という内容を小野篁は語ります。

今回は出だしから皓が不憫でなりません(T_T)。山本五郎座衛門を失えば、半人半妖の皓が生きていくことは難しくなります。なにより幼少の頃より双六勝負をしたりと親しくしていた、小野篁の裏切りに必死に平静を装っていはいますが、傷ついていないわけがないのです。しかも、この勝負は“申し込み”とありますが受けなければ人質の魂がどうなるか、なんて分かり切っています。

ですから、皓にはその決闘を受けるという選択肢しかありません。そうして同伴者に青児を選んだ皓は決闘へと向かいます。そう舞台は寝台列車、「青い幻燈号」へと移ります!

そこで待っていたのは勝負の立会人となる小野篁と、6人の乗客たち。なんと青児の目にはその乗客6人全員が妖怪に見えたのです!

②乗客は妖怪?百鬼夜行の正体!

集まった6人はなぜ自分が寝台列車に乗っているのかはっきりしない様子。しかも集まって間もなく1人の姿が忽然と消えてしまいます!つまり犯人はこの中にいるということ、全員が疑心暗鬼になっている最中、突如声が聞こえてきます。

それは処刑の宣言でした。乗客7人の罪を告げ、犯した罪を自ら告白し償えば列車から解放すると言います。同時に乗客のなかに執行人がいて、これから処刑を開始することも告げられたのです。

ここで皓と荊の勝負の中身を簡単にご説明します。

乗客は8人、罪は7つ。残りの1人は探偵。罪人のなかには執行人がいます。勝負は「終着駅に着いた時点で、処刑対象である罪人が二人以上生存していれば、探偵役の皓の勝利。生存者が1人だったりそれ以下のときは敗北」です!死を賭けたゲームが始まります!

青児はまず自分から、と罪の告白をします。彼もまた罪人なのです。その罪は「友の亡骸を朽ちるままに捨て置いた罪」。この時点で皓は、あと1人生存者を確保すれば勝負に勝つことができることに。そう皓に有利な状況です。でもそう簡単にはいきません。1人、また1人と乗客が消えていきます。そして死体には注射の痕が…。二人は探偵役を自称する人物と共に捜査をするなかで乗客の妖怪の姿と罪状を一致させていきます。百鬼夜行の正体と罪は下記のようになります。

  • 伍堂研司 - 油坊主 - 邪な心から大金を我が物とした罪 (最初に姿を消す。後には水溜まりが…)
  • 加賀沼敦 - 夜泣き石 - 妊婦を殺し、生まれる子から母を奪った罪 (死亡。首筋に注射痕)
  • 石塚文武 - 小豆洗い - 嵐の夜、妻を溺れ死にさせた罪 (頭部を銃で撃たれ死亡。注射痕もあり)
  • 乃村汐里 - 枕返し - 妬んだ者を死に至らしめた罪 (部屋の前に水溜まりを残し姿を消す)
  • 鵜ノ木真生 - しょうけら - 告げ口によって人死を招いた罪
  • 鳥栖二三彦 - 狐者異 - 兄の人生を奪った罪 (探偵と名乗りを上げる)
  • 遠野青児 - 似津真天 - 友の亡骸を朽ちるままに捨て置いた罪

どんどんと姿を消していく乗客たち。

皓と青児は真相を見つけ、荊との勝負に勝つことが出来るのでしょうか?

③地獄の王座は誰の手に?

この勝負、皓に有利かと思いきや全くの逆だったのです!その答えは、青児が辿り着いた真相にあります。その真相とは「7人のうち5人は死者だった」。気付く鍵となったのは“妖怪の姿”でした。油坊主・狐者異・枕返し・小豆洗い・夜泣き石、この5つは「死後に人が妖怪に変じたもの」。彼らは勝負のためだけに、よみがえさえられたのです。

この死者を生前の体に復元する、という術には“死者にその名を告げると失せる”という条件があり以前の事件(弐巻)で青児はそのことを知っていたから気づくことができたのです。

罪と真実を突き付けられた鵜ノ木は、自分の罪を受け入れることが出来ず逃げたしてしまい、出発前に自らが提案した罠にかかって死んでしまうのですが、その死と同時に荊が登場します!「僕の勝ちだ」と嗤いながら。そう生存者は青児1人になってしまったと荊は思っていました。

ですが、生存者はもう1人いたのです!乃村は鵜ノ木の指示で、水を撒いて隠れていました。さらに乃村は鵜ノ木が荊と共に死のうとしていたことを告げました。皓は荊もまた、本来は皓と青児を引き離し密室で皓と二人で対峙する予定だったことから、自分に殺されることを望んでいたのではないか?と言います。

荊は語ります「殺したいのも、奪いたいのも、ただ1つきり。神野悪五郎を地獄に堕とし、魔王の座を奪い取る」ことだと。それが殺し合いを演じて死んでいった11人の兄たちの望みだったのだと。さらに荊は自分が親殺しの叛逆者となった自分を討ち、正当な魔王の座につくものこそ棘だったはずだと。

皓は選ばなければなりません。殺すのか殺されるのか、を。しかし皓はもう1つの選択肢を準備していたのです。それこそが奇抜な発想、つまり“凛堂棘”をこの場に呼ぶということだったのです!棘は線路上ですれ違う貨物列車の側壁から、青い幻燈号の屋根に飛び乗って途中乗車してきのです(笑)

荊も棘も互いを憎んでいたわけではないし、兄弟全員が憎しみの中で殺し合いをしたわけではなかったと知れてほっとするのと同時に、神野悪五郎がどれだけ残酷なことを子ども強いていたのか、ということが分かり荊に対する認識が変化しました。

荊をステッキで殴り倒した棘は、いつも持っているステッキの銃で親の魂が入った器を打ち砕きます。そうして棘は皓に告げるのです、神野一派の敗北宣言を。こうして彼らの戦いの物語は幕を閉じます。そう皓が王座を手にしたのです!

Twitter引用

④それぞれの選択とこれからに目が離せない!

青い幻燈号の戦いが終わり、彼らはどうなったのでしょうか?

青児は決戦の前に皓が借りてくれたアパート(家賃半年分支払い済み)で過ごし仕事を見つけようとします。死を呼ぶ探偵、凛堂棘は荊と共にイギリスへとその活動拠点を移したようで。

皓は父親の魂は解放しないまま魔王の座に座ることになりました。…と普通ならなりそうなのですが、なぜが青児の前に現れます。そう彼は違う選択肢を選んだのです。なんと魔王を辞めたというのです!真の魔王と呼ばれる存在、妖怪総大将ぬらりひょんを見つけ出し、双六勝負を挑んだのだと語ります。そうして魔王の座をぬらりひょんに押し付けた皓は、閻魔庁に売り込みをかけました。そう閻魔庁をクビになった小野篁の後釜を狙ったのです!その結果、成人するまでの間は現世で「地獄出張所」を営むことになったのでした。

そう皓たちは変わらず現世に在るのです。今までと同じ屋敷で皓と紅子、青児は生きていくことを選びました。

人ともに生きる鬼、鬼と共に生きる人の物語は少しだけ、形を変えて変わらずにあるのです。

「地獄くらやみ花もなき」口コミ・評価

読了された皆さんの感想を少しだけ見てみましょう♪

私も小野篁のその後は気になります(>_<)第2部で明らかになることを願ってます!

分かります!大好きなシリーズや期待値の高い本こそなかなか読み始めることが出来ない…。期待通り、期待以上に楽しめました。種明かしは本当に上手ですっきりです(^-^)

今回一番うれしかったのは続編のお知らせでした!早く読みたいです♪

「地獄くらやみ花もなき」続編決定!作品の魅力

綺麗に幕を閉じたかに思えた「地獄くらやみ花もなき」ですが…なんと!あとがきにとっても嬉しい報告が待っていました‼そう、続編です(^-^) 続編の要望があり青児と皓、棘と荊にまた会えるのです!

ミステリも妖怪ものも大好きな私にとっては1つで2度美味しい「地獄くらやみ花もなき」。4冊で終わるのは物足りない、と思っていたので嬉しい一報でした。

この物語は皓は鬼、なのですが半人半妖なので長く生きている訳ではないんです。皓は正真正銘の未成年!年上なのは青児なのですが、立場は常に逆転しています。会話はお互いに敬語、皓からお小遣いまでもらう青児は、お使いだって行ってきます。余ったお釣りもお小遣いでもらえれば文句なんてありません。二人の会話がとってもユーモラスでテンポもよく、青児に至ってはシリアスな場面にも絶妙なタイミングで笑いを投入してくれるのです。

謎解きもできて妖怪の知識も得ることができる。しかも嫌な役かと思った棘も荊も読んでいるうちに嫌いになれなくなります。キャラクターの魅力が作品を引き立ててくれています!

Twitter引用

「地獄くらやみ花もなき」まとめ

「地獄くらやみ花もなき肆・百鬼疾る夜行列車」は舞台が青い幻燈号へ移ったとたん、その空気はまるで銀河鉄道の夜!

実際に本の中でも皓が語るのですが、カンパネルラ以外は死者というのも重なります。皓や青児、鵜ノ木以外は死者が乗る夜行列車。そこは密室で、しかも人が消える。ミステリファンにはたまらない設定なのです。そこで探偵が犯人を追い詰める、普通のミステリと違うのは助手の能力です!罪を起こした相手が妖怪に見える、そう殺人という大きな罪を犯していたのであれば一目瞭然、犯人が分かっちゃうのです!

でも今回は乗客全員が罪人。犯人へ辿り着くまでに語られるそれぞれの罪の物語、青児の奮闘と助手からペットへと格下げされる過程!を手に取って味わってください‼さらにアオジマイコさんのイラストも物語の雰囲気にピッタリでとても素敵です♪

1巻から始まる物語は、人も鬼も当たり前にそこに在る、地獄も現世も繋がっています。鬼が嗤い人と共に、罪人を地獄へ堕とす。地獄も悪くない、と思える物語が待っています(^-^)

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