柩の中の猫のネタバレ・感想!誰も幸せにならない衝撃の結末…

小説

猫が好きなので猫が出てくる本を読みたくて探していたら、この作品に出会いました。
タイトルからして猫かわいい!というものではなかったけれど、読んでみたらぐいっと引き込まれました。
[秘密]によって近づいた2人、[秘密]に引き離される2人…。
小池真理子さんの美しい文章で綴られた隠れた名作です。

今回はこの秘密を完全ネタバレで紹介していきます。

誰も幸せにならないラストの結末は衝撃的です!

真実を知った時きっと誰もが驚くことと思います!

作品を読み終えた後も色々と考えさせられる作品です。

是非一度手に取ってください読んでみてください!

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[柩の中の猫]作品情報

  • [柩の中の猫]
  • 作者:小池 真理子
  • 出版社:新潮社
  • 発行年月日:1996年6月

作者紹介

zakzak引用
  • 作者紹介:小池 真理子(こいけ まりこ)
  • 1952年東京都生まれ。
  • 1978年エッセイ集[知的悪女のすすめ]でエッセイストとしてデビュー。
  • 1985年[第三水曜日の情事]で小説家デビューをはたす。
  • 1989年[妻の女友達]で第42回日本推理作家協会賞(短編部門)を受賞。
  • 1995年[恋]で第114回直木賞を受賞。
  • 2012年[無花果の森]で第62回芸術選奨文部科学大臣賞(文学部門)を受賞。
  • 代表作:[恋][欲望][沈黙のひと]

[柩の中の猫]ネタバレ

就活ネット

由紀子(ゆきこ)は画家の針生雅代(はりおまさよ)の身のまわりの世話の仕事をして5年が経つ。
ある日雅代の家に迷い猫がやってくる。
猫好きの由紀子は猫をキレイにして雅代に見せた。
真っ白でふわふわな猫を見た雅代はぽつりぽつりと30年間胸に秘めた秘密を由紀子に話し出した。

雅代が由紀子にずっと誰にも言えなかった[秘密]を話したことによって、由紀子ははじめて雅代に大きく感情を揺さぶられる。

秘密の共有でうまれた絆

サマリー出典

由紀子が雅代の[秘密]を共有したことによって、二人の間に今までと違う何かがうまれた。

それと同じように、雅代と桃子(ももこ)の関係をぐっと近づけたのも[秘密]だった。


雅代が20歳のとき家庭教師として桃子の家に住み込みで働いていた。
人を寄せつけず、大人びている桃子。
ある嵐の夜お母さんが恋しくて泣いていた桃子、泣いている桃子に気づいた雅代。
普段の桃子から想像できない弱々しくて、幼い子供らしい一面に気づいた雅代は驚くような嬉しいような気持ちになった。
そしてその晩桃子と一緒にララに甘えながら寝た2人。
これが二人の間にできた最初の[秘密]だった。
この一件で仲良くなった2人+1匹はずっと一緒に過ごすことになった。
お父さんが禁止していたアイスキャンデーを内緒で食べたり、秘密の場所を共有したりと、秘密の数が増えることによって2人の絆は強くなった。
しかし最後の秘密のによって皮肉にも2人を別々にしてしまう。

不思議な猫ララの存在

アマゾン出典

この作品に欠かせないのが猫ララの存在。
人には懐かないけど、拒否することもしないし、どっちかというと社交的なララ。
そしていつでも桃子のそばに寄り添っているララ。
桃子が嵐の夜お母さんが恋しくて泣いていたのはきっとはじめてではなかった。
きっと桃子が泣くたびにララはそばに寄り添って桃子の気が済むまで甘えさせたと思います。
桃子にとってララはお母さん代わり。
誰もそれを取って代わることはできない。
作中に「ララが私のママよ。」と桃子が言っています。
子供の戯言ではなくて本気でそう思って発した言葉だと私は思います。
ララは桃子の気持ちにいつも敏感で、2人の気持ちはリンクしている気がします。
ララはときには桃子の遊び相手になったり、お母さんになったり、話し相手にもなります。
桃子は大人に恵まれてなかったけれど、ララが居ることで心のバランスを保っていたのだと思います。
それだけ桃子にとって、ララは欠かせない大切な存在だったのです。

それぞれの最後が悲しすぎる…

雅代が20代のときに出会った川久保家の人々。
桃子、ララ、桃子のお父さん悟郎(ごろう)、そして悟郎の恋人の千夏(ちなつ)。
この主な登場人物たちの最後がみんなもれなく悲しい。
悟郎と雅代の最後は明記されてなく、読者に委ねる感じになっていますが、私は悲しい最期を想像しました。

みんな自分が愛した人から愛されたかったけれど、みんな叶わなかった。
それぞれが大事にしたかったものを守りたかったけれど、それも叶わなかった。
そういった事から悲しい最後をそれぞれが迎えてしまう。

ネットやツイッターの反応

「愛して欲しかった矢印の方向がずれてしまっただけなのに、真実を知れば知るほど辛さが込上げる。」
「結局は誰も幸せにならなかった。怖くて悲しい物語。」
この作品はハッピーエンドではありません。
人の嫉妬や思い込みなど、醜い気持ちが悲劇を引き起こします。
私は読み終わったあともモヤモヤが残りました。

しかし小池真理子さんの文章がとても綺麗で、読みながら風景が浮かぶので夢中になって読みました。

[柩の中の猫]誰も幸せにならない衝撃の結末…


若い雅代は初めての恋だった。
しかし生身の悟郎に恋をしていたというよりは自分の妄想の中で美化した悟郎に恋をしていた。
だからその理想の世界を壊そうとした千夏が許せなかった。


桃子にとって唯一無二のララ。
ララさえいれば充分だったのに、その生活を壊されてしまった。
猫嫌いの千夏がララを殺してしまったからだ。
幼い桃子に殺意が芽生え、いつもララと遊んでいた麦畠の古い井戸に誘い出し事件に見せかけて千夏を殺してしまう。
それを目撃した雅代。
さらに千夏の死後、悟郎から聞かされた千夏は桃子の実の親だと…
若かった雅代には重すぎる[秘密]だった。

私はずっと眉間に皺を寄せながら読みました。
真実を知ったときは本当に驚きました!(*_*;
雅代と桃子が最後の秘密を共有したとき、2人はずっと離れることはないと思ったはずなのに、真実を知ったとき雅代は桃子から離れてしまった。。
もし雅代はずっと桃子のそばにいたら違う結末を迎えたのか?
もしもう少しはやく真実を知っていたらみんな幸せになれたのか?
読み終わったあとも私は考えずにはいられない作品でした。

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