小川糸「ライオンのおやつ」 生きる時間が宣告されたら、あなたならどう使いますか?

小説


いつまでもある訳では無い命の時間。私たちの生きることについて問いかけてくる本です

作品の紹介

ライオンのおやつ
【初版】ポプラ社

作者紹介


小川糸
山形県生まれ
作詞家であり、小説家。ペンネームは、春嵐を使っている。

音楽家として浜田省吾らと、活動した後、執筆活動に入る。
代表作は、
食堂かたつむり
ツバキ文具店など。

2作とも映像化されている

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あらすじ


最後に食べたいものが、おやつだとしたら何を選びますか?
限られた時間があった時自分が心に描いたおやつとその理由で心が震えるかもしれません

最後の晩餐はよく聞く言葉で、誰しも命の最後の時に何を食べるかという話はしたことがあると思います。

この本では、同じような立ち位置になった時、あなたはなんのおやつが食べたいですかと聞かれます。

おやつなんて、大人になって何を思い浮かべるのでしょう?

実際に自分に置き換えても、思い浮かぶのは子供の頃や、何かの思い出と共にあるということに気づきます(^-^)

おやつの持つ不思議な魅力に気づかせてくれるような話です。

生きている時間に限りがあるのは知っていても、それが急に訪れたらどうするのか

主人公に突きつけられた突然の命の期限。それは誰にも起きる「死ぬ」という運命。

もし、あなたが突然それを告げられたらどうしますか?

そんな話は山ほどあるけれど、私もそれを思った時、手をだらしなく開いたまま、呆然とすることしか思い浮かびませんでした。(๑╯ﻌ╰๑)

しかし、そこからその時までまだ歩かなくてはならないのです。

その短いか、長いかの時間の過ごし方をもう一度考えてみるのには、とてもいい話だと思います。

見出し③自分の生き方のおさめ方を、ゆっくりと流れるように過ごしていくのは誰でも理想

できることなら、ドラマのように、小説のように、見事に生き切りたい。

私はそう思いましたが、未曾有の世界のことなど綺麗事で片付けられる訳もなく、
事実としてそれが起きるとしたなら、
泣きわめき、呪い、何もしたくなり、そして、絶望なのではないでしょうか?

この作品は、理想のように、綺麗に死ねるものではなく、人間は、弱い生き物で、そういう弱さも知りながら素敵な人生を作り上げるものなのだと思いました。(•ө•)♡

おやつを食べるという行為の裏に隠されているもの

おやつと聞いて、子供のもの、というイメージがまず浮かびます。

それと、御年寄りの楽しみとか?または、ワンコやにゃんこの楽しみなどなど。

つまり、
生活にどうしても必要なものでは無いけれど、楽しみなもの。思い出のもの。

といった、どこかワクワクするものの代名詞ですね。

この作品のおやつに隠されたものは、人が一生のうちで、ワクワクしたり、微笑んだりした時間、行為だけでは無いようです。

口に含むことが胸を熱くした瞬間を再現させて、希望や喜びに変えるという魔法のようなものを意味している気がしました(´∀`*)

心に残る言葉があり、

主人公の最後の言葉が
「ごちそうさま」これはとても素敵な終わり方だなと、この本に繋げて考えられて好きな表現です。

ただ、別の観点から見ると、終わりの方は物語が急に普通の小説からファンタジ -にシフトしていく部分があり、受け入れにくい読者は嫌悪感を持つかもしれませんね(ノ≧ڡ≦)☆

この作品に対しての世間の声、評価

賛否両論な話。もちろん、ファンタジ-すぎると言う声も

糸さんの作品は正直これが初めてで、書評などから手に取りました。
おやつという言葉に惹かれた部分もあります。

何か秘密めいて、ワクワクするものと隣合わせの自分の命。これがたまらなく良かったと素直に感動する作品でした。(#^.^#)

しかしながら、彼女の代表作は真逆にグロテスクなものもあり、同じ人が書いているとは思えないという声も。

作家というのは色々な作品を紡がなくてはならないので、どの作品も同じようなものでは、私なら読まないと思います。(´◉ω◉` )

ですが、この作品も多分に漏れず、賛否両論で、綺麗すぎる、または、他作品のグロテスクから一転してこれは良かった。

という意見があり、多数の本を読んでいる読者の観点はなかなか厳しいものでもあるようです。

まとめ

ライオンのおやつ

この題名がとても気に入っています。
なぜライオンのおやつなのだろう。

まずそこから入ります。
そして、おやつという甘い響き。

見事に読者の気持ちを掴むようなタイトルです。

本を手に取る時、まず目に付くのはタイトルだと私は思うのですが、そういう点では、素敵な表現。

そして、手に取ったあと、読み進めていくうちに、自分に向き合うこと、人生はそう長くないこと、そして誰でも心に残っている美味しかったおやつがあることを思い出しました。

おやつは人生に必要ではないようで、実はとても必要なものだということを気づかせてくれる物語です。

読んだ後に、スッキリはしない気がしますが、
そういう意味では読後感がいいといえるはなしではないかもしれません。

しかし、読まなくては気づかなかった何かをつかみ取れる本だと私は思いました。ฅ( ̳• ·̫ • ̳ฅ)♡

ちなみに、ファンタジーが好きな読者ならとても楽しめると思います(#^.^#)

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